着物に似合う和装メイクを紹介!化粧のポイントも徹底解説!
着物に似合う和装メイクをチェック!
成人式・卒業式などで着物を着る機会が人生に2回ほどはありますが、現代人は着物離れが当然ですよね。
しかし何回かしか着ない貴重な機会であると同時に慣れていないので似合うメイクが分からない方も多いです。
また、普段の洋服のメイクではなんだか和風な着物には合わなかったり、着物の柄や色使いが派手なためにバランスが取れず浮いてしまう印象になって魅力的に見せる方法が分からないという方も。
着物にふさわしく、着物姿を引き立ててくれるような和装メイクとはなにか、着物に合う和装メイクのポイントや具体的なやり方を解説していきます。
着物に合う和装メイクの特徴5つを紹介!
着物を着るときに自分が一番きれいに見える状態で着たいですよね。
ですが、着物に合うメイクは5つも特徴があり守ることでより着物と自分を引き立ててくれます。
ぜひ5つの特徴を抑えてからメイクを実践してみてください。
①切れ長なアイメイク
現代風の縦長なアイメイクではなく、和風メイクでは切れ長なアイメイクを意識しましょう。
ですが、普段から目を縦に大きく見せることに注力している方はつけまつげを目尻に付けたり、アイシャドウやマスカラ、アイラインを目尻に多め、濃くいれると着物に似合うメイクが演出できます。
②顔を大きく見せる
着物は大きな柄や派手な色味が先に目に入るので、顔が小さいと着物が歩いている印象を与えてしまいます。
顔を意識的に大きく見せ、着物の面積に負けないようにしましょう。
③太く短い眉毛
今流行りの長めの眉毛ではなく眉は短めで直線太目にすると着物負けしないはっきりした印象を与えられます。
④リップをはっきり
和装の時はメイク直しが頻繁にできまないので多少色味が落ちても不健康に見えないようなはっきりした色味のリップを選びましょう。
また、リップラインをはっきりさせて小さめに描くことでより着物に似合いやすくなります。
⑤ふんわりチーク
リップに合わせた自然な色味でふんわりと入れると目元やリップが目立つようになります。
他のパーツを引き立てるイメージでチークを入れましょう。
着物に似合う和装メイクのポイント
着物に似合うメイクのポイントを知っておくと食事会などで自分で着たいときにも美容院費用が浮くので気軽にイベント参加もできます。
ぜひ、簡単にでもポイントを押さえておきましょう。
ポイント①平面的な顔
普段の洋服に合うメイクはハイライトやノーズシャドウを使って立体感を出していますが着物に似合うのは日本人らしい平面的な顔です。
普段よりも少しのっぺりと見えるような平らな顔にすることがおすすめです。
例えば舞妓さんも顔を全体的に白く塗って立体感や影をないものにしているように正面から見ても立体感がない平面的な顔の方が着物には映えます。
ポイント②マット感より質感
艶感を出すメイク方法が流行っていますが、着物に似合うのはセミマットメイクです。
パールやツヤ感は着物から顔が浮いてしまうためマットよりの質感がポイントとなります。
また、マット肌のメイクはキメ細かい白い肌を演出してくれるのでお人形のような陶器肌を作れたり、肌トラブルも隠して大人っぽい印象になるメリットもあります。
ポイント③ほんのりとした指し色
上品な陶器肌に仕上げたらほんのりさし色を入れると色っぽい和装美人になります。
平面的なメイクが着物には似合いますがメイクにもアクセントが必要だからです。
洋服のコーディネートでも指し色が入ることで抜け感を出せたりするのと同じでメイクにも指し色でアクセントをつけるのがおすすめ。
派手になり過ぎずに顔全体が明るく見える程度に「ほんのり」指し色を入れるのがポイントです。
着物に似合うベースメイクのやり方
着物に合うメイクを作る上で最重要なのがベースメイクといわれています。
着物にふさわしい陶器肌を作るベースメイクのおすすめアイテムからファンデーションの塗り方まで詳しく解説していきます。
土台作り
着物に合うメイクである白くキメが整った陶器肌を作るベースメイクにはまず化粧水での保湿と乳液での油分の補いが必要不可欠です。
次にサラッとタイプの下地を顔に丁寧に伸ばしていくことがポイント。
色ムラや赤味、くすみ、くまが気になる方はベースにコントロールカラーを加えるのもおすすめです。
色ムラを抑えて肌の色味を均一に調整してくれるので着物に合う陶器肌を演出しやすいです。
コントロールカラーを味方につければ簡単に着物美人になれるでしょう。
ファンデーションの塗り方
着物向けのベースメイクを作れたら次はファンデーションの塗り方を見ていきましょう。
着物に合うメイクである陶器肌に近づけるためにふわっとした仕上がりのパウダーファンデーションよりもリキッドファンデーションを選びましょう。
また、悩みどころの色味は普段のメイクの時よりも少しだけ明るい色を選ぶのがポイントです。
オークル系よりもピンク系のファンデーションの方が着物には合うので参考にしてみてください。
ですが、あまりにも白いと顔だけ浮いてしまうので注意が必要です。
シミ・ソバカスが気になる方は厚塗り感がでないようにコンシーラーをポイントで使いましょう。
仕上げのパウダーも透明感がでるキメの細かいものを選ぶことでテカリを抑えられたマットな質感のメイクを作れます。
着物に似合うポイントメイクのやり方
着物向けのメイクでベースメイクと同じくらい重要なのがポイントメイクです。
陶器肌が完成したらアイメイク・アイブロウ・リップ・チークのポイントメイクでも着物を引き立てていきましょう!
アイメイク
着物向けの和装アイメイクのポイントは控えめながらキリっとした和装美人になる切れ長風の目元です。
以下のポイントを守ることで着物に似合う切れ長目のメイクができます
- アイラインは跳ね上げず目尻の形に自然に合わせて長めに
- アイラインを目の際に入れてくっきりさせる
- アイシャドウはベージュか着物・帯の色をいれる
- マスカラはロングタイプ
- マスカラは目尻に重ね付け
- ビューラーは抑えめ
眉毛
顔の印象を左右する眉毛は着物に合わせるならなだらかなアーチ型の眉毛がおすすです。
白く透明感のあるベースメイクに薄い眉毛だと顔の印象がぼやけてしまいがちなので着物の華やかさに負けないように眉毛は普段より少しだけ太く、短めに描きましょう。
やや濃い目に描くくらいがちょうどよいですが、眉頭は濃くなり過ぎないように注意が必要です。
全体のバランスを考えて眉色は髪色に合わせるのが無難でしょう。
リップ
着物を着たときはリップに目が行きがちです。
ハッキリとしたリップで艶っぽくふっくら仕上げるのがおすすめです。
ナチュラルなリップやグロスのみという普段メイクで使うアイテムでは華やかで色鮮やかな着物とは不釣り合いでバランスが取れないので着物に合わせて色味を選びましょう。
- 着物がピンク・紫・青系・・・ピンクのリップ
- 着物が赤・オレンジ系・・・赤色のリップ
また、着物に合う美しいリップに仕上げるためには一度ファンデーションかコンシーラーで唇の色を塗りつぶしてからリップライナーで輪郭を描くのがはっきり見えるコツです。
チーク
リップのように色味をはっきりと出すのではなく、フンワリと薄く入れるくらいが陶器肌の白さが際立っておすすめです。
頬骨の一番高位置からこめかみにブラシでぼかしながら入れていくのがコツ。
色は着物やリップと合わせてオレンジ系やローズピンクにしておくと全体のバランスが取れて素敵に仕上がります。
プチプラコスメで作る着物に似合う和装メイクを紹介!
着物に合う和装メイクと聞くとお高い商品を使わないと目指せないのでは?なんてイメージを持ってしまいがちです。
ですが、プチプラでも相応のメイクが作れます!
詳しいメイクのポイントは動画で確認してみましょう!
年代別の着物メイクのポイントとは?
着物のに合う基本メイクを紹介してきましたが年代に合わせたメイクの仕方にも注意しないとバランスがおかしくなってしまいます。
ここからは年代別の着物メイクポイントを解説していきます
10代・20代のメイクポイント
10・20代は華やかで色鮮やかな着物を選ぶ傾向にあるのでメイクは控えめでおとなっぽさを演出することでバランスをとりましょう。
物足りなさを感じた場合は目元や口元をワンポイントで明るくしたりするのがおすすめ。
アイメイクは派手にするのではなく切れ長の和風美人を意識するのも忘れずにしましょう。リップは赤色でマットな質感を選ぶとより大人っぽい印象になります。
30代のメイクポイント
30代はこなれ感のある着物メイクが向いています。
しっかり作り込んだベースメイクに上品さとおしゃれな印象を持たせるために着物の色から1色メイクに取り入れるのがおすすめです。
また、年齢に合わせて落ち着いた着物やメイクを選びがちですがポイントメイクにこだわることで解消できます。
化粧崩れはこまめに直すように心がけましょう。
40代のメイクポイント
40代の着物メイクのポイントは洋服のときとは違った印象を心がけることです。
ベースメイク、ポイントメイクにこだわりしっかり行うことで年齢相応なメイクを作り出せます。
着物に似合う和装メイクを実践してみよう!
着物を着る機会が減っているからこそ、着物を着るタイミングが貴重ですよね。
そんな時にいつも以上に自分を魅力的に見せられるようなメイクを把握しておくことでより記念に残るでしょう。
ぜひコツを掴んで最高の和装メイクをしてみてくださいね。