カウブランド洗顔を徹底解析|成分からレビューまで紹介
毎日使う洗顔料、素材にこだわってお肌に優しいものを選びたいと思いませんか?
赤や青の箱に牛の絵が描かれた牛乳石鹸でおなじみのカウブランドから出ている『無添加うるおい洗顔』。
「顔のケアは刺激の少ないものを選びたい」という、女性たちの声から作られたフェイスケアシリーズの洗顔料です。
毎日使うものだからこそと厳選した素材と刺激の少ない処方になっているのは、100年以上も品質にこだわり続けたカウブランドならでは。美容皮膚科の看護師である筆者も、実はカウブランド製品が大好きで洗顔料も愛用しています。
デリケートな肌にも、成分にもこだわる方におすすめできる商品となっているので、是非参考にしてみてくださいね。
◆この記事でわかること◆
・無添加うるおい洗顔の特徴
・成分分析
・他社製品との比較(成分、使用感)
・SNSや口コミサイトで調査した口コミ
・泡タイプと洗顔フォームの特徴
・おすすめの人
カウブランド/『無添加うるおい洗顔』の概要と特徴
カウブランド無添加フェイスケアは、肌に優しいケアを求める女性たちの声から作られたフェイスケアシリーズ。
洗顔後のつっぱりやヒリヒリ感を経験したことがある方にとって、成分や使用感は洗顔料を選ぶときの大事なポイントですよね。『無添加うるおい洗顔』は添加物を一切使わず、原料にもこだわって肌への刺激の少ない処方となっています。
実は化粧品には、何をもって無添加とするか法律上の決まりがありません。例えば、防腐剤は無添加でもアルコールは含まれている…なんてことも商品によってはありえます。
今回ご紹介している洗顔料をはじめとした無添加フェイスケアシリーズは、<着色料・香料・ 防腐剤・品質安定剤・鉱物油・アルコール>不使用。それ以外にも独自の無添加原料基準に従って、アレルギーを引き起こす可能性のある成分は使用していないという徹底具合です。
この真摯(しんし)な姿勢こそが、カウブランドが100年以上愛されてきた理由でしょう。そして口コミをみていると「濃密でふわふわの泡ができる」と、泡立ちの評価もいいです。
もこもこの泡で洗うことは肌への摩さつを減らし、物理的にも少ない負担で汚れを落とすことができます。美肌のためには泡立ち具合もチェックポイントなんですよ。
無添加うるおい洗顔には泡ポンプタイプもあるので、「もっと気軽に使いたい」という声にも対応できているところも好印象。毎日使うことを本当に考えていることが伺えます。では実際にどんな成分が入っているのか、そのこだわりを次の項目で分析していきましょう!
カウブランド/『無添加うるおい洗顔』の成分を解析
画像引用:Adobe stock
添加物を一切使用しいていないことは分かりましたが、どんな洗浄成分を使っているのかが気になりますよね。
また乾燥が気になる方にとっては、保湿成分もしっかり入っているのかも気になるところ。
以下の表に全成分を載せたので、配合目的と一緒に確認していきましょう。
『カウブランド 無添加うるおい洗顔』全成分
成分名 | 配合目的 | 成分名 | 配合目的 |
水 | ベース成分 | ココイルメチルタウリンK | 植物性アミノ酸系洗浄成分 |
ミリスチン酸K | 植物性せっけん成分 | ラウラミドプロピルアミンオキシド | 植物性洗浄成分 |
グリセリン | 保湿成分 | ジステアルジモニウムヘクトライト | ベース成分 |
ステアリン酸 | 保湿成分 | セラミドNG | 保湿成分 |
ミリスチン酸 | 保湿成分 | クエン酸 | ベース成分 |
ベヘン酸 | 保湿成分 |
植物由来の「せっけん系洗浄成分」と、「アミノ酸洗浄成分」が使われています。アミノ酸洗浄成分の特徴は、肌のうるおいを残したまま汚れを落としてくれるマイルドな洗浄力。せっけん系洗浄成分は、アミノ酸洗浄成分より少し洗浄力が強く、肌の皮脂汚れやざらつきを落としてくれます。無添加うるおい洗顔はせっけん系洗浄成分の方がメインとなっているので、洗浄力を保ちつつうるおいは残すといった、どちらの良さも兼ね備えた配合になっています。さらに注目してほしいのが、保湿力の高い天然由来のセラミドを配合しているところ。
セラミドは元々肌の角質にも存在する成分で、肌のうるおいを保ちバリア機能を高めてくれています。このセラミドが含まれていることで、乾燥でデリケートになりがちな肌のうるおいを守ってくれるのです。全ての成分に皮ふアレルギーテストを実施し、クリアしたものだけを処方しているところもこだわりを感じます。(※全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません)
◆成分の特徴まとめ◆
・肌の刺激になる添加物が一切入っていない
・アミノ酸系とせっけん系の両方の良さをもつ洗浄力
・天然由来のセラミド(保湿成分)配合
シンプルな配合のため、美白効果や毛穴の黒ずみまで落としたい!といった用途には向きませんが、低刺激でうるおいを保ちながら洗顔をしたい方にはぴったりの洗顔料です。公式サイトの希望小売価格は 605円(税込)とプチプラ、ほとんどのドラッグストアで見かけることができて手近なのも嬉しいです。
カウブランド洗顔と他社洗顔を解析した結果を比較
画像引用:Adobe stock
自然志向が高まる中、肌に優しいスキンケアを求めて”無添加”と表示されている洗顔料はたくさん販売されています。
各社により成分や使用感などの特徴がありますが、何を選べばいいか正直迷ってしまいますよね。
肌に優しい洗顔料の中でも代表的な他社製品と比較してみましたので、カウブランドの特徴を知り、どれが自分に合うか参考にしてみてくださいね。-
資生堂『洗顔専科パーフェクトホイップu 』と カウブランド『無添加うるおい洗顔』を比較
- パーフェクトホイップは495円 (税込)、カウブランドは605円(税込)と、どちらもプチプラの定番アイテム。成分をみるとパーフェクトホイップの方がステアリン酸、ミリスチン酸などのせっけん系洗浄成分がカウブランドより多く、ラウリン酸という皮脂を落とす力の強い成分も配合。保湿成分も含まれていますがせっけん系の洗浄力が強いのか、口コミをみても「さっぱりとした使用感」という声が多かったです。カウブランドと比較すると洗浄力はありますが、乾燥肌や敏感肌の人には刺激になる要素もありますね。泡の粘度をあげるPEG-8が配合されているため非常に弾力のある泡を作ることができます。パーフェクトホイップ愛用者は、このもちもちとした泡が好きという声が多かったです。
カウブランドは乾燥肌・敏感肌向きで、パーフェクトホイップは普通肌向き。
もちもち泡も魅力的なので、カウブランドの洗浄力では物足りない場合は検討してもよさそう!
ミノン『ジェントルウォッシュ ホイップ』と カウブランド『無添加泡の洗顔料』を比較
- 画像引用:ミノン公式サイト/カウブランド公式サイト
- お肌に優しいイメージのミノン、敏感肌に悩む方は検討したことがある方も多いのでは。
まず成分ですが、ミノンは植物性アミノ酸洗浄成分のみで作られているという特徴があります。カウブランドはメインに植物性せっけん成分があるため、アルカリ性の成分で肌荒れをしてしまう方にはミノンがよさそうです。 - しかしその分洗浄力は弱く、しっとりとした洗いあがりです。気になるポンプからでてくる泡の質ですが、口コミを見比べていると、カウブランドは粗めだけどふわっとした泡、ミノンは水気が多く柔らかい泡という意見が目立ちました。使用感はどちらも乾燥しない、つっぱらないというところは共通していましたが、カウブランドは「すっきり・さっぱりする」という声もちらほらありましたが、ミノンはそういった声はなく「しっとり・ヌルヌルする」という感想が多くありました。
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カウブランドよりうるおい重視な印象のミノン。
よりうるおいを求める方はミノン、うるおいも洗浄力も求める方はカウブランドがよさそうです!
カウブランド/『無添加うるおい洗顔』はどんな人におすすめか
1.成分などの刺激を受けやすい敏感肌の人
アレルギーを引き起こす可能性のある添加物を徹底して使用していないため、敏感肌の人におすすめです。
敏感肌の人はお肌のバリア機能が弱く、刺激を人より受けやすい肌状態になっています。
スキンケアはできるだけ低刺激でうるおいを残してくれるようなものが理想。カウブランドは素材ひとつひとつを厳選し、皮ふアレルギーテストをクリアした成分しか使っていないため、安心しておすすめできるでしょう。(※全ての人にアレルギーが起こらないということではありません)
2.保湿成分もほしい!乾燥肌の人
植物性アミノ酸洗浄成分で洗浄力も高すぎず、うるおいを残したまま汚れを落とせるので乾燥肌の人にもおすすめ。
保湿成分には天然由来のセラミドも含まれていて、洗いあがりもつっぱることなく使用できます。
逆に脂性肌の人には、余分な皮脂をさっぱり落としてくれるような洗浄力高めの洗顔料が合うので、カウブランドのやさしい洗浄力で物足りないかもしれません。
カウブランド/『無添加うるおい洗顔』みんなのレビュー
画像引用:Adobe stock
実際に使っている方たちの口コミをレビューサイトやSNSから集めてみました。
人気の洗顔料のためいい口コミがほとんどでしたが、その中でもわるい口コミもあり、それぞれ特に多かった意見をピックアップしました。
カウブランド/『無添加うるおい洗顔』 のいい口コミ

「もっちりした濃密泡になる」
「プチプラなのに顔がつっぱらずにヒリヒリしない」
「さっぱりするのに乾燥感がない」
やはり低刺激なこと、洗顔後もつっぱりを感じずうるおいが残っている感じがするという意見が最も多い口コミでした。
低価格なのに安心して使えること、泡立ちの良さも評価が高かったです。
カウブランド/『無添加うるおい洗顔』 のわるい口コミ

「肌のざらつきや鼻の黒ずみはとれない」
「しっとりしていて洗った感がない」
「これとって秀でてるところがない」
残念ながら肌に合わないという口コミも見られました。
特に、角質がたまりやすかったり、脂性肌の人には洗浄力が物足りないようです。
敏感肌に向けて作られているため、しっかり汚れを落としたい方や、多機能さを求める方には不向きかもしれませんね。
カウブランド/『無添加うるおい洗顔』の種類を紹介
カウブランド無添加スキンケアシリーズの洗顔料には、泡ポンプ式と洗顔フォームの2種類があります。
もちろんどちらも無添加で、天然由来のセラミドが配合されています。
「泡ポンプって楽そうだけど、洗顔ネットを使うより泡立ちがよくないと思うと買うか迷う…」
「フォーム式のメリットは?」
2つそれぞれの特徴と、おすすめの使い方を知っていきましょう!
泡ポンプ式
ポンプ付200mL 希望小売価格 748円(税込)
詰替用180mL 希望小売価格 605円(税込)
泡で出てくるポンプタイプ。ポンプを押すだけでもっちりとした泡がでてくるので洗顔ネットで泡立てる必要がなく、かなりの時短アイテムです。しかし泡ポンプ特有の少し粗めの泡質なので、しっかり汚れを落としたいときには物足りないかもしれません。忙しい朝や、メイクが薄い日のW洗顔として使うのがおすすめです。
洗顔フォーム式
110g 希望小売価格 605円(税込)
チューブタイプでペースト状の洗顔料です。泡立ちが良く、泡立てネットを使うことでもこもこの泡になります。
肌に直接触れずに泡をころがすように洗うことで、少ない負担で汚れを落とせます。
より負担をかけずに洗いたいとき、しっかり汚れを落としたいときはフォームを泡立てて使うのがおすすめ。


ちなみに筆者はチューブタイプと泡ポンプタイプのどちらも使用経験がありますが、朝は泡タイプで時短、夜はしっかり泡立てて一日の汚れを落とす、といったように使い分けていました。
まとめ
・添加物を一切使用していない
・厳選した成分で、低刺激な処方のためデリケートな肌の人にもおすすめ
・天然由来のセラミド(保湿成分)が配合されており、うるおいを残したまま汚れを落とせる
・脂性肌、しっかり洗いたい人には物足りない傾向
・泡ででてくるポンプ式と、洗顔フォーム式の2種類がある
乾燥肌や敏感肌の人でも使いやすい、カウブランドの無添加うるおい洗顔。
徹底して添加物を使っていないことから、毎日使うものは肌に優しく、成分をこだわりたい人におすすめです。
100年以上も品質を第一に考え続けた、牛乳石鹸創業者の想いもとても素敵ですよね。
筆者個人もお気に入りのメーカーなので、肌へ優しいスキンケアを考える方には、是非手に取ってほしい商品です。